推理作家の西村京太郎さんと山村美紗さん。
2人は隣同士に住み、家族ぐるみの関係だったといいます。
また、女優の山村紅葉さんとはどんな関係なのでしょうか。
今回は、西村京太郎さんと山村美紗さんの関係について調べてみました。
西村京太郎と山村美紗の関係は?
トラベルミステリーの第一人者である西村京太郎さんと、ミステリーの女王と呼ばれた山村美紗さん。
2人は京都の旅館を共同で買取り、本館と別館に分かれて暮らしていたそうです。
西村さんにとっては最愛のパートナーだったといいますが、山村さんは結婚していました。
2人はどんな関係だったのでしょうか。
2人の出会いは?
西村さんがまだそんなに売れていない頃、初めてファンレターをくれたのが山村美紗さんだったそうです。
西村さんは、お見合いのために京都に行ったそうですが、その方とうまくいかなかったため、京都に住んでいる山村さんに連絡をとったそう。
ファンレターの内容から、てっきり山村さんを女子大生だと思っていたそうで、京都を案内してもらうつもりだったとか。
その後、山村さんに不動産屋を紹介してもらって、京都に住むことになったそうです。
西村さんは、京都に引っ越してから小説が売れ出したといいます。
年収が1000万円、次が5000万円、翌年は1億円、そして2億円……と毎年増えていった。すごかったですよ。(西村京太郎さんインタビューで)
引用:毎日新聞
京都の旅館を共同で購入
2人は共同で大きな京都の旅館を買い取り、本館と別館に分かれて暮らしていたそうです。
山村紅葉さんの母 山村美紗さんは、西村京太郎さんとは親しい仲(かなり)であるのは有名。
山村美紗さんが、自宅にする為に、京都の高級料亭旅館を買い取る際、規模が大きいので、半分、西村京太郎さんに買わせて住まわせたのは有名な話。
この家 pic.twitter.com/TR0MXELZ0k— fanbot (@tomosatoyuyabot) May 5, 2013
山村さんがこの料亭旅館に食事に行った際、庭が気に入ってしまったことがきっかけだったとか。
「気に入ったからここに住みたいの」と料亭の人に話したところ、「別館と本館の両方を買ってもらう必要がある」と言われたそう。
資金が足りなかったために、山村さんが西村さんに頼んで、隣を買ってもらったそうです。
別館と本館は渡り廊下でつながっていて、山村さん側には鍵がかかっていたと言います。
西村さんの家には山村さんが食事を作りに行ったりと、よく世話をしていたそうです。
山村美紗にプロポーズも
出会った当時、山村さんは国語の教師で、小説家にはなっていませんでした。
推理小説に関心があり、松本清張さんのファンクラブに入っていたそうです。
山村さんを独身だと思っていた西村さんは、プロポーズをしたこともあったそう。
しかし、山村さんが既婚者のため断られたといいます。
僕が問題を起こすと何でもちゃんとやってくれた。
女性に追っかけられた時も、きちんと解決してくれた。
「西村さんはだまされてお金を巻き上げられるから、私が頑張ってあげる」と守ってくれました。
世話好きなのか、不思議な人でした。
引用:日刊スポーツ
西村さんは男女の関係は否定していますが、真相については分かっていません。
家族ぐるみの付き合いだったことは確かで、山村さんの葬儀では親族側の席に座ったそうです。
また、山村さんの未完の遺作を受け継いで、西村さんが完成させています。
亡くなった後も、山村さんの話をよくしていたという西村さんは、山村さんに対して恋心があったと思われます。
お互いに尊敬しあい、男女以上の特別な関係だったのかもしれませんね。
生年月日:1931年8月25日
出生地:京都府京都市
死亡日:1996年9月5日(65歳没)
最終学歴:京都府立大学文学部
配偶者:山村巍
子供:山村紅葉(娘)
生年月日:1930年9月6日
出生地:東京都 品川区
死亡日:2022年3月3日(91歳没)
配偶者:矢島瑞枝
西村京太郎は70歳で結婚
山村さんの死後、西村さんが70歳の時に、秘書を務めていた10歳年下の女性と結婚しています。
また、1996年に脳血栓で倒れたのを機に、湯河原町(神奈川県)に転居しています。
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山村紅葉は実の娘ではない!?
山村美紗さんの娘である、女優の山村紅葉さん。
西村さんの娘であると噂されたことがありましたが、山村美紗さんの夫の巍さんの娘です。
夫の巍さんは、美紗さんが住んでいる旅館の近くのマンションに住んでいたとのこと。
紅葉さんは、以前テレビ番組で旅館を実家として紹介しているので、旅館の方に住んでいたと思われます。
夫の巍さんも、妻の美紗さんには献身的につくしていたそうなので、行き来していたと思われます。
巍さんは数学の教師でしたが、画家に転身しています。
巍さんが描いた美紗さんの絵がこちら。
山村美紗の夫である山村 巍が描く亡き妻の肖像画が情念がこもりすぎていて感動している。技巧云々ではないパワーが半端ない。生で見たい。 pic.twitter.com/4DBLDQCkaI
— ゆうたろう (@yuutarou1975) November 6, 2020
夫の巍さんからも、愛されていたのが分かりますね。
巍さんは美紗さんが亡くなった後に再婚しています。
ギャラリー寧估庵
「猫が描きました」
山村巍 祥 二人展
15日、16日、17日
午後より作家さま在廊いたします😺
マスコットの「沓詩多」ちゃんも、京都から来てくれました😺😺😺 pic.twitter.com/5uaYngISJL— 寧估庵 (@cafenekoan) February 15, 2018
紅葉さんよりも若い奥さんだそうです。
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西村京太郎プロフィール
本名:矢島 喜八郎(やじま きはちろう)
生年月日:1930年9月6日
出身:東京府荏原郡荏原町(現東京都品川区)
死没: 2022年3月3日(91歳没)
職業:小説家、推理作家
国籍:日本
最終学歴: 東京都立電機工業学校
活動期間 :1961年−2022年
ジャンル :推理小説配
配偶者:矢島瑞枝
デビュー作:「黒の記憶」(1961年)
<代表作>
『天使の傷痕』
『寝台特急殺人事件』
『終着駅殺人事件』
<主な受賞歴>
オール讀物推理小説新人賞(1963年)
江戸川乱歩賞(1965年)
日本推理作家協会賞(1981年)
日本ミステリー文学大賞(2005年)
吉川英治文庫賞(2019年)
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まとめ
今回は、推理作家の西村京太郎さんと山村美紗さんの関係について調べてみました。
山村美紗さんは結婚していましたが、西村京太郎さんと旅館を共同で購入し、隣同士で暮らしていました。
また、夫は近くのマンションに住んでいて、美紗さんにつくしていたそうです。
不思議な関係ですが、美紗さんは2人の男性から愛される魅力的な方だったようですね。